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登録日:2009/06/21(日) 12 01 17 更新日:2023/11/23 Thu 13 19 51NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 18禁 ご奉仕 しゃぶれ ちゅぱっ…ちゅぱっ… ぽんこつ むら子 エロ オーラルセックス シグルイ チュパ音 ピンサロ フェラ フェラチオ フォークを使わずにスパゲティーを食べるのが上手い人は他にも上手いものがあると聞きました。それは何ですか? 前戯 口 口内性交 口淫 口淫矢の如し 咥えて差し上げろ 嬉しいダルルォ? 尺八 快楽 快楽の入口 筆下ろし 精の出る項目 ※この項目はR-18です。 ●概要 フェラチオとはオーラルセックスのひとつ。 簡単に言えば、男性器を口で愛撫するプレイである。 略して「フェラ」と呼ばれることが多い。隠語には「F」「フェラーリ」「尺八」などがある。 他にも「口でして(男性側)/口でする(女性側)」などがある。 英語では「blowjob(ブロウジョブ)」と書く。 男性同士で行われることもあるが、当頁では男女間での行為を前提として その方法は舌で舐めたり、咥えて吸ったり、咥えたまま頭を上下させたりと様々なやり方がある。 基本的に女性主導のプレイなのも特徴。ソープ嬢やヘルス嬢のサービスでもおなじみで、ピンクサロンに至ってはフェラチオをメインのサービスとしている。 口で行っている間、玉やアナルなどをいじれるのもまた特徴である。 男性器を舐めている時の卑猥な音も聴覚で興奮されやすい。 一方で、慣れてない人がフェラをすると快感が弱く、さほど気持ち良くないという意見もある。 また、フィニッシュはそのまま口の中に射精(時にはその後飲んでもらう)する事が多いが、直前に口から出して顔や胸に射精する事もある。 セックスの前戯として行われる事が多いが、これだけでフィニッシュする事もある。 だが、一度でも射精すれば再び射精するまでに時間がかかるのもあって、本番を長く楽しむためにあえてフィニッシュさせるためにも使われる。 本番より好きな人もいるのではないだろうか? 「ディープ・スロート」や、「イラマチオ」とは似て非なるもの。 当然だが衛生面から男性側は男性器、女性側は口内をあらかじめ清潔にしておくのが好ましい。 これが原因で性病に感染し、重度の後遺症を引き起こす事だって充分に有り得るのだ。 コンドームを着用しながら行えば感染のリスクは大幅に抑えられるが、それでも絶対ではない。過信せずに絶対に互いの清潔を心掛けるようにしよう。 記事では便宜上女性と表記しているが、男性同士でも別にフェラチオはできる。むしろ男性同士なら69で相互フェラができる。 ●バリエーション パンフェラ 男性がパンツを履いたまま、女性がフェラをする事。 舌の感触が弱く、履いたまま射精すると情けない事になる、M向けのプレイだと思われる。 潜望鏡 お風呂に入り、男性が腰を浮かせた状態でフェラをする事。 ソープでできる事が多い。 パイズリフェラ パイズリをしながらフェラをする事。別名パイフェラ。 基本的には巨乳、爆乳の女性向け。 竿部分はおっぱいに包まれた柔らかい感触と亀頭は舌と口内の生暖かくヌルヌルした感触と異なる2つの感触が同時に味わえるのでおっぱいに挟まれた状態での口内射精は絶頂必死でその気持ち良さは体験した人にしかわからないおっぱい星人にとって究極の夢でもある。 男性側が巨根じゃないと女性側は体勢がきつくなりがちだが3Pでは1人がパイズリ担当、もう1人がフェラ担当と役割分担する方法もある。 セルフフェラ 男性が自分でフェラをする事。 体が相当柔らかければできるが、自分の息子を舐める行為はかなりむなしい。 虎眼流剣士たち並みの情が存在するなら、見て見ぬふりをしてあげよう。 下手にやると怪我をする可能性が非常に高いので注意。 フィクションだと分身能力、ワープ能力や身体分離能力でやってのけるキャラもいる。 巨根巨乳ふたなりさんなら、セルフパイズリフェラに挑戦するのも一興。 ダブルフェラ 2人の女性が1本をフェラする事。もしくは1人の女性が2本をフェラする事。 前者はハーレムもの、後者は陵辱ものなどで多く見られる。 前者は2人同時に竿部分を舐めたり1人が亀頭を咥えてもう1人が玉袋を舐めたりと2人だと舌の感触やテクニックが異なるので1人では実感できないさらなる快感が味わえる。 お掃除フェラ 射精した後の男性器をフェラする事。 尿道に残った精液を吸い出したりパイズリ挟射によって精液でベトベトになった男性器を綺麗にする時に多く見られる。 射精直後の男性器は敏感になっているためまた違った快感を味わえる。 笛裸 ある漫画の主人公の名前。 尺八奥義・喉輪絞め 男が感じるポイントを知っているホモが会得したどんな男もイカせる必殺技。 「ぜったいイカせる男・タクヤ」のみが使えるらしい。 ●体位 男性が椅子などに座る ピンサロでの基本的なスタイル。 女性が一生懸命フェラする姿を眺めたりおっぱいを揉んだりお好きなように。 69 主にソープランドで多いスタイル。 フェラする女性の姿が見えにくいがおっぱいを揉む他に女性器を舐めたりお尻を鷲づかみしたりとこちらは下半身に特化している。 ピンサロでもスペースが広い店なら一応可能。 男性仰向け 男性器が勃起していると反りやすいので女性側は手で支える必要もあるが口だけで支える事もできるっちゃできる。 パイズリフェラする時も基本的にこの体勢。 女性仰向け こちらも男性器が勃起していると反るため女性または男性側が手で支える必要がある。 パイズリフェラでは馬乗りの体勢になる。 仁王立ち 男性側にとってはフェラする女性を見下ろせるのでちょっとした優越感に浸りたい人向け。 ピンサロではできないのが難点か。 他にもチングリ返しやハーモニカなどまだまだあるだろう。 フェラチオの体勢と魅力は無限大だ。 ●余談 フェラチオ体感型のオナホールもたくさん存在する。 性器を再現した物とは違った刺激があるだろう。 ちなみに、THE・WHOのベーシスト、ジョン・エントウィッスルはフェラチオされている時に、心臓麻痺で死んだ。 同じTHE・WHOのピート・タウンゼントは「何て羨ましい最期だ」と語ったそうな。 創作の世界では基本的に成人向けでしかお目にかかれない。 が、全年齢向けの作品でもそれっぽいのを目にする事がある。 女の子がスティック状のアイスキャンデーをペロペロしたり、バナナやフランクフルトを口に咥える構図を見た事がないだろうか。それがいわゆる疑似フェラである。 青年向け作品などだと、上目遣いだったり、ミルクなどがトッピングされていたりと、露骨にフェラチオを意識している物もある。 いやらしい目で長く見すぎると、食べるためにブツを噛み切ってしまい、タマが縮むので注意。 追記・修正は風俗で好きなプレイはフェラチオの人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ステージパフォに対して普段おとなしいピートや健康マニアのロジャーと違ってジョンはロックすぎたわw -- 名無しさん (2014-02-08 19 33 06) (オナヌに比べると正直そんなに気持ちよくはないことは黙っておこう) -- 名無しさん (2014-03-03 13 02 02) ↑上手い人のはマジでヤバい とろけるかと思った -- 名無しさん (2014-03-03 13 24 41) 一度でいいからされてみたかった。もう望みなんてないけど -- 名無しさん (2014-04-09 17 42 39) クレオパトラがうまかったという話はやはり眉唾なんだろうか… -- 名無しさん (2014-05-03 19 45 10) ↑2 ソープ行けよ -- 名無しさん (2014-05-03 19 51 13) オナ慣れするとこれでイケなくなるからよい子のみんなは気をつけてね!or2 -- 名無しさん (2014-05-03 21 39 07) 俺様のちんちんを喰らえ!って感じなのだろうか。体験してみたいもんだ。生えてないから無理だけど -- 名無しさん (2014-05-03 21 54 23) ↑2 案外マジだわ。気持ちは良いんだけど中々イケない… -- 名無しさん (2014-05-03 22 48 22) ↑同意。下手したら挿入でも微妙になる。オナニー人生が長過ぎた… -- 名無しさん (2014-05-29 07 54 52) ↑あーゆー行為は相手の反応を楽しむ為のもんだから。フェラもこっちが感じてる姿を、嬉しそうに上目で見るパートナーの顔とかがイイのだ。 -- 名無しさん (2014-05-29 08 28 18) 姉ちゃんに3時間くらい延々とされ続けた時は死ぬかと思った -- 名無しさん (2014-06-02 19 00 59) ↑ねーちゃんアゴおかしくなってねーか? -- 名無しさん (2014-06-02 20 10 04) 好きな人のとはいえ・・・汚いと思わないのか? -- 名無しさん (2014-06-02 20 34 58) ↑男性も女性の性器を舐めたりするし、お互い様っつーか。嫌なら互いにやんなくてもいいけど、やった方が盛り上がると言うか。…もー10年近くセクロスしてないわ -- 名無しさん (2014-07-08 15 26 01) AVで見ると気持ちよさそうに見えたが実際にピンサロで体験すると痛くて苦痛の時間だった -- 名無しさん (2014-10-28 20 10 41) それはやり方の問題かと。歯でもたてられたのか? -- 名無しさん (2014-10-28 20 16 15) 上手い奴もいれば下手な奴もいる。或いはされる側の体質の問題。 -- 名無しさん (2014-10-28 20 24 00) ちゅぱ衛門 -- 名無しさん (2014-10-28 20 37 39) ↑4正直これは痛いんだよな。こんなことを女性にさせたい奴の気持ちが理解出来ない。 -- 名無しさん (2014-10-28 20 47 06) 元の記事見たことないけど、寂しいことになったな -- 名無しさん (2014-10-28 21 05 27) 日常で彼女にフェラさせるなら歯磨きなどで口内を綺麗にさせる事を勧める。後で俺のアソコが腫れたけど気持ち良かったし一生懸命してくれた彼女に申し訳ない。 -- 名無しさん (2015-03-22 22 06 57) 敢えて女性に急所を晒す、扱わせる事に意味があるんだと思う。 -- 名無しさん (2015-06-27 03 28 46) ジュポジュポ音を聞くだけですぐイってしまう早漏の俺。 -- 名無しさん (2016-05-21 21 28 36) ↑ わかる。 -- 名無しさん (2016-05-21 21 52 16) オチがwwww -- 名無しさん (2017-06-12 17 21 33) 風俗ならまだしも素人女に頼むのは結構ハードルが高い。 -- 名無しさん (2018-01-23 07 22 27) バナナにソーセージにアイスキャンディーを食べる女性を見るとどうしても連想してしまう -- 名無しさん (2018-08-16 15 12 51) 十本という単語を連呼すると卑猥に聞こえてくる。 -- 名無しさん (2019-01-20 10 51 31) 脱がす必要がないからコスプレセックスにうってつけ -- 名無しさん (2019-03-24 21 04 38) 恐らく強烈であるで草 -- 名無しさん (2019-03-31 22 29 04) パイズリフェラは3Pでひとりがパイズリしてもうひとりがフェラする方法も一応ある。 -- 名無しさん (2020-02-12 17 51 31) 俺のいなり食え -- 名無しさん (2021-01-27 01 28 16) 同人誌だと大体咥えてから数コマで射精しててそうはならんやろってなる -- 名無しさん (2022-11-09 06 48 30) 妊娠の心配ないし、性病の危険も(本番に比べれば)低い、男の支配欲満足させながら実質的な主導権は文字通り女性側が握ってる、と性風俗の提供側の需要に噛み合った行為。 -- 名無しさん (2022-11-13 09 53 43) 名前 コメント
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[部分編集] 概要 正式名称は「ひたすらフェラチオされてみたい!」(2012年03月07日) 「ひたすらフェラチオされてみたい! Vol.2」(2012年04月13日) 「ひたすらフェラチオされてみたい! Vol.3」(2015年02月13日)。 POTAYAが販売したアダルトボイス。 vol.2に錯良紗玖、vol.3に湯点驚、媛貴が参加している。 [部分編集] +登場キャラクター vol.1 110 みみ。 七海こねこ 七凪るとろ 渡えむ 美咲さゆり 姫綺るいな vol.2 輝月さくら 錯良紗玖 山田じぇみ子 秋葉モモ代 生田薫 餅よもぎ 野上菜月 鈴野みり vol.3 あさひなちょこ 井上果林 秋桜咲良 湯点驚 美咲さゆり 媛貴 鈴城璃衣音 和泉りゆ [部分編集] +大まかなストーリー [部分編集] ニコニコでの扱い [部分編集] 本スレでの扱い [部分編集] 実況での扱い
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368 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 16 07 大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 「国防は軍人の……」2 -とある戦車兵の憂鬱- 大日本企業連合 史実側拠点AF『アシハラナカツクニ』 居住区画 第八講義室 標準的な25mプールほどの大きさの講義室には、多くの陸軍兵が集まっていた。 一兵卒から将校、あるいは将官まで、あるいは伝令兵や偵察兵、整備兵までが同じ場で講義を受けている。 講義室の前方には巨大なスクリーンが展開されている。映しているのは総天然色(フルカラー)の映像機。 もちろんこれは日企連が製造しているもので、史実側では再現できないものの一つであった。 「……というわけで、戦車は欧州において重量を増しながら肥大化していきました。 しかし、ソ連の開発したKV-1およびKV-2を例に見ればわかるように重装甲化と搭載砲の肥大化は時として戦車の運用事態に 致命的な影響を及ぼすに至りました。ドイツにおいて開発されたシュツルム・ティーガー……」 スクリーンに投影される写真が巨大な臼砲を搭載した突撃砲に切り替わる。 「このシュツルム・ティーガーは空爆や重砲でもない限り破壊できないという重装甲、そして戦線を覆しうる大口径砲を 搭載していましたが、この戦車を『撃破』したのは機械的信頼性と燃料不足そして運用の難しさ。同時期に開発された 超重戦車も、例えば『マウス』などですが、100t級あるいは120t級戦車はその重量を動かしうる動力の開発が難航し、 搭載されたものでさえ信頼性の低さが祟って碌な運用が出来ずにいました。 つまり、戦車運用は高度化するに従い、インフラへの負荷をかけるものとなっていくのです」 では、と次のスライドに切り替わる。 「狭く、橋が多く、おまけに道路の舗装すらろくに進んでいない。地面も重量があるとろくに動けなくなる。 そして、燃料を供給する手段も不足している。まさか、重油を背負って輜重兵に歩かせるわけにもいきません。 そんな環境で、機動戦を含む戦車の運用を行うのはかなり難しいです」 「動かせないのか……」 「陸軍が述べている様に本土決戦となった場合、真っ先に役に立たなくなります。 というか、戦車を運搬する方法が脆弱な鉄道インフラかのろのろと地面を走らせるしかないので、非効率極まりないです。 そして、日本は答えを導き出しました。日本国内の運用を重点に置いて設計された『10式戦車』です」 スクリーンに映し出されたのは、今から50年以上後になって開発された日本の戦車だった。 「この戦車の特徴は、ずばり軽さ。これまでの戦車よりも性能を向上しつつ、国内の道路の事情に合わせています。 軽いから装甲が薄い=弱いと考える頭の良い馬鹿もいましたが、そこは軽く頑丈な素材を採用して防御力を高めています。 小ささのおかげで被弾面積も減少、それによってコストの削減にもつながっています。装甲の厚さと質と角度が戦車の防御には重要です」 なるほど、と設計者たちがメモを取る。 「国内で運用可能な戦車は、全体の重量が50t以下、敵戦車を撃破するだけの砲を持ち、且つ信頼性の高い戦車となります。 これはこの時代よりインフラが整っている時代での要求です。現在九五式軽戦車の運用がメインとなっていますが、 日企連はこれを拡張した戦車の投入を考えています。将来生まれてくる、ソ連が投入してくるであろういくつもの 戦車を撃破しうる戦車を」 「ですが、国内運用はどうやっても30トンが限界です。あまり肥大化するのは……」 原乙未生大佐が指摘したことに講師は我が意を得たりと頷いた。 日本戦車の父とも呼ばれる彼もまた、日企連上層部の命令で出席していた。そして彼は、特機情報(史実情報)の 一部を明かされた人間であり、旧帝国陸軍からは戦車の運用について学ぶように指示を受けていた。 369 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 17 03 「原大佐の指摘はもっともです。しかしインフラについては日企連が改善していますので、50t以下としてよいです。 その前に敵を知りましょう。ソ連が開発した戦車についてみてみましょうか。T-34中戦車です。性能諸元はこちら」 全長: 8.15m 車体長:6.10m 全幅: 3.00m 全高: 2.743m 全備重量:32.0t 最大速度:55km/h 航続距離:300km 武装:51.6口径85mm戦車砲×1 7.62mm機関銃×2 装甲厚:16~90mm スライドには様々な方向から撮影された戦車の写真が表示されている。 今映っているのは第二次大戦から冷戦期まで生産されたT-34戦車であった。 「ソヴィエトは恐ろしいことに、年単位で更新を繰り返し、尚且つこのシリーズだけで1945年までに5万7,000輌を生産しています」 およそ6万。付属する兵士は乗員5名ということを考えれば30万人以上。整備兵などを含めれば、もっと膨れ上がるだろう。 その数にさしもの戦車兵たちもこれには顔を青ざめる。 「まあ、多くが独ソ戦に投じられますけどね。 ただ、満州の関東軍の言う『大陸貫通作戦』などしたら、さらに量産されたこれらが押し潰しにかかってきます。 相手にします?」 可愛らしく小首をかしげる教官にその場にいたすべての兵が首を横に振る。 数えるのも馬鹿らしい数だ。相手をする間に自分たちが疲弊して負けてしまうに決まっている。 「さらにこの戦車のあとにもT-44をはじめとした後継戦車を続々と開発しています。 後に、というより並行してといった方が正しいでしょう。これらの大量の戦車や野戦砲などを活用する方法として、 縦深戦術理論というものをミハイル・トハチェフスキーが考案します」 スライドが切り替わり、ソ連軍人の写真と略歴、そして『バグラチオン作戦』と書かれた巨大な地図が表示された。 370 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 18 06 「バグラチオン作戦というソ連によって行われた作戦です。これは縦深戦術理論の端的な例と言えます。 主力部隊が幅広い正面に同時攻撃を仕掛け、目標とする突破距離を100km以上にし、インフラの逐次敷設などにより 兵站能力を高める推進補給方式を採用。多少の損害を無視し、全てを数と火力で蹂躙して包囲殲滅する。 波状攻撃を可能とするこれらによって、敵軍は配備していた38個師団のうち28個師団 およそ85万人を失い、 大打撃をこうむりました。ソ連側も17万8千人を失いましたが上層部にとってはこの数は『想定内』となっていました」 「17万が想定内の損失……!?」 「なんて数の犠牲だ」 「普通なら大打撃だぞ……?」 膨大な犠牲に対してざわめく戦車兵たちだが、講師は涼しい顔だ。 「ソ連というのは、こういう国なんですよ。 あなた方が大陸でぶつかろうとしているのは、そういう国なんです。一人殺した二人殺した、では効かないんです。 もっと大きな打撃を与えなくてはいけません。相手は損害無視で陣地ごと突っ込んでくるんです。こちらの常識で 全てを見ようなど土台無理な話です」 一般兵の反応にむしろ講師は満足していた。 ソ連との戦いが想定される陸軍は、『これ』を理解しなければならなかった。 多少の勝利ではなく、戦略・戦局的な視点を持つこと。目先の勝利ではなく、全体としての勝利を理解すること。 そのことを理解しなければ、ずるずると敗北を重ねてしまう。やがてソ連は共産主義の拡大のために行動を起こす。 下手をうてば、日本列島が赤化する。そういう意味では朝鮮と満州は防衛する必要がある。 AFも確かに強力なユニットだが、戦術的な活用は簡単でも戦略的な運用は中々難しいし、全てをひっくり返せるわけでもない。 つまり、日企連でも戦局や戦略を完全にひっくり返すのは不可能なのだ。 では、と講師は前置きをしたうえで、次のスライドへと変える。 「日企連はこの事態を回避するべく、新たな戦車および飛行機などを投じる予定です。 今回は歩兵も絡むレベルの戦車を紹介します」 映された戦車はこれまでのような過去のものではなく、現実にあるものを撮影したものだった。 「試作九七式中戦車。全重量17トン。搭載しているのは44口径75mm戦車砲と97式車載7.7mm重機関銃。 最高時速およそ40キロ、航続距離200km前後。前面装甲が傾斜させた上でおよそ50mmとなっています」 「砲塔がない?」 誰かが、その戦車の特徴をぽつりと漏らす。 確かにその戦車には砲塔がなかった。傍目には長い槍が戦車に刺さっているようにも見える。 砲塔がない戦車というのは、確かに存在していた。しかしそれは初期の戦車を中心に見られたもので、WW2以降では 一部の例外を除けば見られなくなった『無砲塔戦車』であった。 371 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 19 00 「この国の技術において、この戦車は一種の模範戦車と言えるかもしれませんよ? 工作精度において、日企連指導以前の戦車は当てになりません。これが、限度です」 「……」 「二両の戦車を用意して、互いのパーツを交換して一部の隙もなくぴっちり合致する、規格の統一された部品の製造。 それができなければ、アテにならない戦車で多くの戦車兵が死にます。戦車は正直で、何かあれば壊れて動きません。 悪いのは使う側の人間です。戦車は自分を自分で整備できませんから」 沈黙する整備員たちに鋭い視線を投げかけ、講師は手を挙げた戦車兵の一人を促す。 「射角は狭いがどうするのだ?」 「たしかに射角は狭いですが、アンブッシュ(不意打ち)による敵戦車の撃破を重点にすれば十分戦えます。 設計そのものはドイツ帝国の開発する三号突撃砲をベースとしています。砲塔をなくすことで構造を単純化し整備性を改善。 さらに防御性を向上させています。視界の狭さは随伴する歩兵によってカバーし、あくまでトーチカや正面に展開した戦車のみを 重点的に狙う構造となっています。まあ、正直これは戦車ではなく突撃砲ですから、砲兵の領分なのですが……」 思わぬ指名に砲兵科の方がきょとんとする。 確かに傍目から見れば戦車のこれを渡されても確かに困る。 「しかし、これは歩兵にはありがたいな……歩兵の為の戦車だ」 「その通りです。三号突撃砲は歩兵レベルの支援を行う戦車であり、実際にドイツにおいては戦車よりも突撃砲をと言われるほど 活躍していました。なにしろドイツのドクトリンの一つである電撃戦に非常に合致していますから」 ある将校が回されてきた資料を見て評価した。彼は歩兵閥から出席してきた受講者で、この戦車が意図するところに気が付けた。 「泣き所は、砲塔が存在しないことで、側面や後方に回られると弱いことでしょうか。つまり、車体を丸ごと動かす 必要があるわけですね。しかしコストの面では95式などに比較しても抑えられています。数を揃えつつ、敵戦車を 撃破するのに必要な砲を持つ質を維持。それでいて歩兵の支援も行える。多機能な戦車ですね」 「なるほど……」 「用兵側の理解が向上しなければいかに良い戦車を用意しても無駄です。運用と整備についての理解が進んだら 大型の砲を搭載した戦車を用意します。日企連はメソッドを理解していますが、貴方方がこれに追いつくには順を おって追いかけてきてもらう必要があります。技術と戦術の発展が歪んでしまわないためには、それが必要です」 そう締めくくった時、丁度良く鐘が鳴った。 「では午前の講義はこれまで。 午後からは今日紹介した試作戦車を動かしてもらいます。 将校の方々には、バグラチオン作戦について別な講師から講義をしていただきます」 講師が一礼して、解散となった。 372 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 19 56 陸軍兵たちの楽しみが、アシハラナカツクニの食堂で食事だった。 船の上とは思えないほどの量と、座学で疲労した体にはうれしい濃い味付けの料理。 最初こそ味にとやかく言う兵士もいたのであるが、今ではすっかり日企連の料理に取りつかれている兵士ばかりだった。 午後から実機を動かしての訓練がある陸軍兵たちは我先にと食堂へと急いでいた。 「小次郎さーん!待ってくださーい!」 男ばかりのアシハラナカツクニの通路に、元気な少女の声が響いた。 その声の主は一直線にある人物の元へとたどり着いた。 「小次郎さん、一緒にお昼食べましょう!」 「わかったわかった……」 西住小次郎は講師役の少女のせがみに苦笑するしかなかった。 鴨川桜子。18歳という彼よりも年下でありながら、歴戦の戦士の風格があった。女だからと馬鹿にした同期が尋常ではない 殺意を向けられて漏らしたのは記憶に新しい。彼女の身分も日企連陸軍の大佐相当という自分から見ればかなり高い階級。 なによりも彼女が『轟天号』と呼ばれる人型機動兵器の操縦士(リンクスと呼ぶらしい)であることは説得力を与えていた。 操縦しその頭のおかしい大口径砲をぶっぱなして標的を撃破している様子を映像で見せられた時は色々とあきらめざるを得なかった。 彼女は既に100を優に超える戦車や人型兵器を撃破している。撃破というよりは、蹂躙に近いのだが。 (長門の主砲よりデカい方を積んだ戦車か……) 威力のほどは映像で見せられたが、文字通り大地が吹き飛んでいた。 あれが常識になるレベルまであちらの世界の戦争は進化を遂げていた。彼女達と比べて自分たちは何とみじめな装備と 戦略で戦おうとしているのか。自分は確かに戦車の重要性を研究しようとしていた。だが、よく考えれば前回の世界大戦において 欧州で展開された戦いをほとんど知らなかった。そして彼女達が、日企連が指摘したのはそこあった。 経験のなさと、戦車の運用方法のずさんさ。なによりも、戦車がなぜ戦車たるのかを理解していない。 航空機と地上の戦車と歩兵と、それを支援する後方支援体制。そして迅速な展開を可能とする機動力。 歩兵の展開する重砲と開発されてきたいくつもの兵器の連携。それらが運用されるうえでのインフラなどの自力の向上。 その為に必要な期間と費用の総額を見せられた上層部がひっくり返ったのは記憶に新しい。 はっきり言えば一年の予算の何十倍にも上った。陸軍ではなく国家予算の。総額だけでなく、要する時間は今の自分達では 十数年あまりかかると予測されていた。そして、その間にアメリカか中華との戦争が起こりうるのだ。とても間に合わない。 その事実を、彼女の授業は旧帝国陸軍へと突き付けていた。 373 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 21 09 「先程の講義はどうでしたっ!?」 「あ、ああ。よかったよ。でも、やることばかりだな……」 「95式軽戦車も簡単に撃墜されてるしあれじゃダメだよね!チハたんは可愛いからいいけど」 「か、可愛いか……」 戦車をかわいいと言い張れる女性はいかがなものか、と思う。 動物や花や蝶などならともかく、無骨な戦車をかわいいと言える審美眼には、少々ずれを覚えた。 桜子に引っ張られ、小次郎は士官用の食堂へと足を踏み入れた。 まだ講義室で講師に質問をしている士官が多いためか、人の姿はまばらだった。 一般兵向けとは異なりゆったりとした広さを確保していて、ソファーなどを配置したラウンジがあり、個室もあった。 他にも小次郎の分からなかったのだが装飾に紛れたスピーカーがあり、その気になれば音楽も流すことができた。 およそ士官をもてなすのに必要な設備は一通りそろっていた。そんな士官用食堂を見る暇を与えずに桜子は個室の方ではなく、 少し角を曲がった先へと歩いていく。行き止まりだ。絵が飾られているが、それ以上奥には進めない。 「おいおい、そっちは……」 その事を小次郎が指摘しようとしたとき、桜子が壁の一部が張り出しているところに手にした何かを差し込んだ。 すると、壁の一部が音もなく横にずれ通路が現れた。切れ目があることさえ、小次郎には分からなかった。 「今日はちょっと特別な人と話しながら食べたいと思ったから、こっちに来たの。 いつもは下士官用食堂だったんだけど、本当はこっちで取った方がいいって言われちゃって……」 心なしか、彼女の後ろでまとめた髪(ポニィテイル、というらしい)が元気がなく垂れているように見える。 そういえば彼女はいつもは下士官と一緒に賑やかに食事をとっていたのだが、今日はどうやら違うらしい。 警備兵が物々しく固める通路を桜子が先導して進む。やがて、明らかに自分達とは縁がないような豪華な部屋に通される。 そこには給仕係が二人とスーツ姿の男性が一人いた。そのスーツ姿の男性はじろり、と音がしそうな視線に思わず 小次郎はびくりとしたが何とか堪えた。眼光の鋭さは歴戦の戦士のそれだった。 「初見となるな、有澤重工 有澤隆文だ」 「お義父さんです!」 渋い重低音の名乗りと、緊張感のない朗らかな紹介。 その落差に思わずぽかんとしてしまった。 「娘さん……?」 「義理の娘だ。自他ともに認める私の後継者でもある」 義理の、という言葉を数秒遅れて理解した小次郎だが、自然と姿勢を正して敬礼してしまった。 「は、はじめまして。帝国陸軍 西住小次郎中尉であります!」 「うむ。娘が世話になっているな」 「お義父さんはなんとあの雷電の操縦士です!」 374 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 21 54 雷電。その名前は聞いた覚えがある。というか、講師役の彼女に散々自慢された。 全てを灰にする究極の戦車であると。装甲には『愛』というステータスがあると。グレネードランチャーから発射されるのは 榴弾ではなくロマンであると。神とはすなわち力なのであると。( ´神`)は力なのだと。映像も見せられていた。 戦艦を丸ごと陸に乗せたような巨大な『何か』と真っ向から撃ち合い、撃破していく様を見た。その様は戦車兵としては 真に心躍る撃ち合いで、『何か』が完全に沈黙したときは他の戦車兵共々思わず喝さいの声を上げていた。 そして、その戦車を操っていたのが、目の前の偉丈夫。というか、見上げるほどの巨躯を持つ男。 というか企業のトップが前線で自ら戦うのはどうなのか。 「社長なのに……前線に?」 「将とはそういうものさ。自ら戦う気概が無ければな」 落ち着き払った低温の声は威厳に満ちている。 確かに将としての威厳や風格を感じる。彼の元にいる社員はどれだけ安心感を覚えているのか。 2.26事件の際に右往左往していた上官などとは異なり、まるで巌のような安定感がある。 「技術指導の様子を視察に来た。明日には本土で観光も兼ねて視察を行う」 「防疫期間終わったんですか?」 「うむ……こちらは空気がうまい。吸うだけでも万金に値するな。空気がうまいともなれば、食事もうまいと相場が決まっている」 小次郎はその会話には奇妙さを感じた。どことなく腑に落ちない。 空気がうまいと言われても、別段そこまでうまいとは言えない。 そういえば講義に出てきた資料も嫌に具体的な数字を挙げていた。例えばバグラチオン作戦はソ連の作戦なのだろうが、 ソ連は成立してからあの地図のような状況で戦争などやっていないはずだ。なんとなくおかしい。 「あの、一体どうして……」 「機密だから、それには答えられないんです、ごめんなさい!」 桜子に笑顔で言われると、黙るしかない。この少女の肩書は陸軍の大佐。事実上の権限はそれ以上だ。 人型機動兵器の操縦者ということと、年齢に似合わぬ実力者ということ。それ以外は生まれ故郷が何処であるかとか、 好きなものがなんであるかを教えてもらった程度。それ以外は、何一つ知らない。そして、自分のことを軍神と呼ぶ。 375 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 22 44 彼女に限らず、教導官の戦車兵たちもなぜか自分に敬意を払っている。そもそもここに呼ばれたのだって、日企連の御指名だった。 彼らは自分のことを何故知っているのか。よくわからない。一介の戦車兵が知るべきことと知らなくてよいことに 分けられていいのかは分からなかった。 「桜子、ここにいるリンクスは誰がいるか知っているか?」 「えっと虎鶫さんがいますね。第八区画でVシリーズのテストをしています。タケミカヅチさんは本土でしょう」 「ふむ、ならタケミカヅチも誘うとしようか。彼も働き詰めだろう」 「神崎代表からもタケミカヅチさんを戻すように言われてます。そろそろプランの準備がありますから」 あからさまに機密の会話。しかし、小次郎には半分も理解できない。 しかし、一つ分かったことは、彼らが明らかに名前らしくない名前を名詞のように使っていること。 「すまないが桜子、タケミカヅチだとか虎鶫だとか、人の名前らしくないんだが。本名じゃないだろう?」 その問いにきょとんとした桜子だが、暫く考えて頷いた。 「西住さん、リンクスというのはおいそれと本名を明かしたりしないんですよ。 自分や周囲の人の命が狙われたりしますから。大体が偽名かコードネーム(呼称番号)だったりします。 私だって虎鶫さんやタケミカヅチさんの本名知りませんし、カラードには顔も見たことがないリンクスだってたくさんいます」 「え?そうなのか?」 「我々は企業にとって重要な人間なのでな。戦場ならばともかく、暗殺などされるのは困る。 私や桜子のように本名を明かしているのはごく一部だ。まあ、用心の為ということさ。その点、虎鶫はうまく隠している」 「というと?」 小次郎の知る虎鶫とは、そういう鳥の名前だということだけ。 376 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 23 21 それを伝えると、桜子は少し迷っていたが分かりやすく答えてくれた。 「虎鶫は鵺鳥とも言います。鵺は猿の頭、虎の胴体、蛇の尾を持ち、翼がないのに空を飛ぶ妖怪の事です。 源頼政に退治されたという逸話を持ち、表現として用いるならば『よくわからない人やモノ』を指しています。 つまり、虎鶫を名乗るということは『名無しの権兵衛』という意味とも取れます」 「なるほど……」 「私は虎鶫さんが装備を次々に取り換えていたり、機体を他企業とのミックスとしていることからと思っています。 機体の名前も源頼政が用いた『水破』『兵破』という二つの矢からとった名前でしょうし」 彼女の口調も、まるで先程の講義の時のように真剣だ。 普段は朗らかな彼女とはまた別な面。可愛らしい少女ではなく、一人の戦士としての顔。 すっかり顔なじみとなっても、こんな彼女の顔を見るたびになんとなくひやひやする。 しかし、なかなかどうして、こんなにも美しく見えるのか。 「あ!ごめんなさい!つい仕事モードでした!」 彼女の表情がいつもの朗らかなものに切り替わって謝って来る。 顔を赤くしてしまった彼女に代わって、社長が口を開いた。 「今日は日ごろから義理の娘が世話になっていることの礼を心ばかりだがしたい」 「恐縮であります」 「そう硬くならないでくれたまえ。私も是非とも話がしたかったのでな」 「そうそう、気楽にしましょ!」 有澤の社長とその義理の娘はにこやかに言うが、小次郎には礼を言うのが精いっぱいだった。話をしている間に 明らかに日企連幹部と思われる人間が続々と現れ、席につき始めたときは小次郎は諦めるしかなかった。 誰もが興味の眼差しでこちらをみているし、席の位置からして自分がこの場に呼ばれたのは明らか。 (試作戦車に乗りたかったなぁ……) 並べられていく「お上品」な料理にめまいがしはじめた。 彼が解放されるまで、およそ2時間であった。 377 :弥次郎@帰省中:2016/08/20(土) 22 24 25 以上となります。wiki転載はご自由に。 というわけで、戦後世界ネタからチハさんを借りまして登場させました。 性能そのものは日企連の技術が否応なく性能を挙げますので、恐らく3号突撃砲よりも性能が良いでしょう。 車体そのものに余裕もあるでしょうし、側面防御もがっちりしているかも。 作業BGMは東方projectから『平安のエイリアン』。 虎鶫さんの名前の由来は「鵺」でした。 愛機の名前と以前上げた台詞集にも出てきた『文殊菩薩』、そして愛機のコード名、水破兵破。鋭い人は気が付いていたでしょう。 搭乗したリンクスは霧の咆哮氏の設定案からいただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。 さて、そろそろ寝ますかね…
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概要 ランク戦で特定の条件で敗北した場合、敗北した条件に対するアドバイスと その対策となるカードをプレゼントされる。 デッキの特性と、対策を覚えて上位を目指そう。 パック1つにつき同じカードが三枚入っている。 同じ条件で負けたとしても、もらうことができるのは最初の1回のみ。 条件が相手依存のものも多く狙って獲得するのは難しいが、中には狙って獲得できるものもある。 VRカードなど強力なカードも貰えるので有効活用していこう。 敗北時に貰えるパック及びその条件 ※2017/07/31現在の情報です。現在調査中であり、条件が間違っている、またこれ以外にも貰えるカードがあるかもしれません。情報があれば、適宜編集、コメントお願いします。 条件 貰えるカード 手札に進化が多く、それを出せない デビルウィンナー デッキ内の色が多い カパエル 初手出すカードがない ブロックナイト 緑に負ける 絶望の天魔アザゼル 赤に負ける アレキサンダー 赤の【スピードムーブ】に負ける ヘラクレス 黄色に負ける 烈火の侍 青に負ける 月夜のオデット 戦神・毘沙門を出される 人の業 珍獣デッキに負ける 弱肉強食 アレキサンダーに詰まされる デスクラウン 魔将・信玄を出されて負ける 湖畔のアリエ この中でもデビルウィンナー、カパエル、ブロックナイトの三種類は、 通称サーチ珍獣と呼ばれ、色さえ合えばどんなデッキにも入る強力なカードである。 また取得条件も意図的に満たしやすいため、狙って取りにいってもいいだろう。 コメント ※この入力欄は検索枠ではありません。 各書き込みの冒頭のラジオボタンをチェックしてから書き込むと、その書き込みへのレスになります。 ▼全文表示する
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469 :ビゴーの人:2016/05/02(月) 18 10 15 お久しぶりのビゴーの人です。 久々にHoi2という単語を見かけたので、こんなネタを考えてみました。 以前出されていたネタとの差別化としては、いわゆるゲーム上における「歴史IF」 ということを前面に出していきます。 何番煎じかの、HOI2ネタ ―――歴史を覆せ!――― 歴史改変難易度 ―――EASY――― イギリス 「世界のメインプレイヤーとしての地位から転落しないためには?」(by ハリファックス) ※ 歴史改変の難易度としては、おそらく最も簡単な部類に入る。 つまるところ、イベント『ハリファックスの決断』において、アメリカに擦り寄って日本を裏切らずに友好を維持すればいい。 ゲーム上でも無駄に律儀なかの帝国が世界中で暴れまくってくれる上、友達価格で資源を融通してくれる。 イギリスはその後を、金魚のフンが如く付いていけばいいだけのことである。 あとは伍長を吊るすなり、北米植民地を再建するなりお好きにどうぞ。 大英帝国に対してトロ甘な日本帝国が見られるのはこのイベントだけ! うっかり憂鬱本編どおりに進めたプレイヤーは、あまりのツン=デレ格差に愕然とすることだろう。 歴史改変難易度 ―――NORMAL――― 日本 「世界に神国日本の力を見せ付けるのだ!」(by 一部強硬派議員) ※ ようするに、「日本で世界征服!」である。 日本は兵器・将軍・研究機関全てが超一流であり、やろうと思えばできないことはない。 ただし間違いなく途中で人的資源が尽きるので、いかに質で量を圧倒するかが勝負の分かれ目。 この、少数で大軍を打ち破る感覚が快感になり、今日も「嶋田閣下ごめんなさい」などと呟きつつユーラシアや北米を往く日本軍が多数いるらしい。 なお、あまりに簡単に無双できるので、基本的に最初の国家としては推奨されない。 後に他国でプレイした場合にクソゲーとなってしまうからだ。 470 :ビゴーの人:2016/05/02(月) 18 11 18 歴史改変難易度 ―――HARD――― ドイツ 「生意気なジョンブルと赤い熊を完全に粉砕してやる!」 (by 伍長) ※ 憂鬱では、ある意味手打ちのような形で終わった、英露両国との戦争。 これを覆し、両国を完全制圧することが目標である。 実は、ブリテン島制圧自体は難しくない。 ただしイギリス本土を制圧すると、日本軍による執拗な上陸作戦に晒されるため非常にイラつく。 日本のAIは大陸への上陸はきわめて消極的だが、イギリス本土へは積極的に上陸作戦を仕掛けてくるのだ。 そうしてブリテン島の泥沼に引きずり込まれると、間違いなく東からの赤い津波に飲み込まれるため、国力的にはどちらかに注力し、せめて片方は捨てるべきだろう。 二兎を追う者一兎も得ず、である。 これをクリアできれば、憂鬱Hoi2上級者を名乗っても誰も文句は言わないだろう。 ソ連 「バグラチオン作戦に、私の全てを賭ける!」 (by 赤い独裁者) ※ ドイツの攻勢を跳ね返し、ヨーロッパを赤く染め上げることができるか? という命題。 優秀な機甲師団を持つものの、基本的に兵器の性能で大きく差を付けられているドイツ相手に、ガチの殴り合いは相当厳しい。 が、そもそも一定時期までにドイツのVPをある程度奪わないと、革命が起きてスターリンが死亡する上、ドイツと屈辱的な講和条約を結ばされる羽目になる。 ちなみに東の大国日本は、ソ連への宣戦には消極的であるため、その隙を突いて国境守備隊まで全てをつぎ込むことで、割と希望は見えてくる。 もっとも調子に乗って満州をすっからかんにすると、何かを勘違いした中華民国が宣戦してくるのでそこは注意が必要。 歴史改変難易度 ―――VERY HARD――― アメリカ 「黄色い猿など踏み潰してくれる!」 (by ロング) ※ アメリカで日本を打ち破って本土へ上陸し、完全併合を目指すストーリー。 しかし同盟国がまったく頼りにならない上、兵器の性能差がかなりヤバイので、半端な軍ではあっという間に撃破されるだけである。 また上陸しようにも、悪魔じみた聨合艦隊&基地航空隊を真正面から粉砕するか、見つからないよう運を天に任せるしかない。 加えて植民地が少ない日本は、その強力な軍のほとんどが狭い本土で待機している。 ならばそもそも日本に喧嘩を売らなければいい話なのだが、戦端を開かない場合、イベント『戦争支持の国内世論』によって国民不満度がガンガン上がる。 その状態で例の津波を迎えたらもうどうしようもないので、どちらにしろ宣戦はしなければならない。 正しく絶望時空である。 歴史改変難易度 ―――ULTIMATE――― 中華民国(北京派) 「あの生意気な日本人どもを奴隷としてくれる!」 (by 張学良) ※ 中華大陸の大半を支配し、人的資源が無限に湧き出る国、それが憂鬱版Hoi2の中華民国である。 しかし閣僚の特性が軒並みクソ、国内資源もクソ、そして控えているイベントが絶望というどうしようもない国家。 プレイヤーが操る場合は、イベント『満州事変』を回避できるが、強烈な国民不満度とトレードオフとなっている。 まあ回避したところで、ほとんど時を置かずにアメリカの戦争に巻き込まれ、世界最強国家の全力攻撃でバターの如く溶けていくのだが。 そもそも開発元にクリアさせる気がないと思われる。 471 :ビゴーの人:2016/05/02(月) 18 19 04 とりあえず適当に憂鬱で目立った国家を挙げてみました。 イベント名はそれっぽくしただけで、中身はゼロ。 あの長ったらしいがつい読み進めてしまうイベント文を作る才能がほしいですね。 また、wikiで皆様のお隣に並べていただければ大変光栄でございます。
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【検索用 ゆてしるさかしとれーすんはんくらちおん 登録タグ NexTone管理曲 VOCALOID hanzo ゆ シュラ種種種 初音ミク 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:シュラ種種種 作曲:hanzo 編曲:hanzo 唄:初音ミク 曲紹介 とてつもなく平常心です。恋する乙女ってやつぁ本当に前向きなんだよなぁ。 それでは聴いてください。途中で「角っこダンス」というのもあるんで皆も踊ってくれよな。 曲名:『茹汁さがしと葡萄パンクラチオン』(ゆでじるさがしとれーずんぱんくらちおん) hanzo氏とシュラ種種種氏の9曲目。 ギターをkeiki氏、イラストを白兎うな氏、動画をあひる氏が手掛ける。 歌詞 (動画より書き起こし) 突拍子も無く登場し 突拍子も無く恋路を歩む お寺の入り口踏みしめて 石段みたいなとこ踏みしめて いつも見てるわ上半身 正確に言えば袖の下 お顔は拝見できないけど おそらくこの首筋50代 どうして煙に巻いたの? 緩やかな時にかまけて どうして空見上げたの? 青天井になったこの思い 葡萄(レーズン)一粒 七光り 古都 古都の街並みにコロリッと転がり 葡萄【レーズン】番地 千年経ってもまだこない 肌身に残した貴方の温もり 角っこ 角っこ 堂々巡りね 角っこ 「柱の陰どすえ☆」 さぁ 完熟魔人【かんじゅくまじん】を片手で貫き 葡萄だけ揉みく·だ·す 複雑怪奇なあのルール しかめっ面した愚者のデカダンス 複雑怪奇なあのルール 見習いの指圧師が泡を吹く どうして蟹をゆでたの? 秋風舞う袋小路で どうして鋭角22度? 青天井になったこの思い おしどり夫婦の的確さ 徒歩5分の風を浴び独りで泣きベソ 葡萄【レーズン】番地 歩幅狭くなるけど 磨り減ったボロ草履 耽美的!! 角っこ 角っこ 地の利を読んでも やっぱり 「柱の陰どすえ☆」 さぁ 握った拳に砂金をまぶして 葡萄だけ揉みく·だ·す 踊れないパソドブレを付け焼刃で模写しても 源氏名を「腱鞘炎【けんしょうえん】チェリー」にしても 恋愛の毒見係兼任しても 冷めないで ゆで汁のまま 情緒あふれる街並みにコロリッと転がり 葡萄【レーズン】番地 千年経ってもまだこない 肌身に残した貴方の温もり ゆで汁冷めるまで粟粒探しに東奔西走 濃霧と化すわよね 霧吹きで綴るあたしの回顧録 角っこ 指針が示した方角 やっぱり 「柱の陰どすえ☆」 さぁ 狂ったパン屋に苦言を呈して 葡萄だけひとつ·ま·み コメント 歌詞の意味がよくわからないけれど、頭に残り何度もリピートしてしまう曲。 -- 大福餅 (2014-06-18 19 07 20) 何度も聞いてたら意味が分かったきがしたけど多分気のせい -- 名無しさん (2014-11-30 00 56 48) 名前 コメント
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892: 新人艦長 :2017/11/07(火) 12 11 11 「司令長官、時間です。」 そう艦橋に立つ50代の男に報告する。 「ん。分かった。全艦戦闘配置。主砲砲撃戦用意。」 男は答えた。男の肩の階級章には3つの星が輝いていた。 「了解。総員戦闘配置!主砲砲撃戦用意!」 「主砲砲撃戦用意!弾種榴弾!方位左舷285!距離10000!」 「アントン。照準完了!」 「ベルタ。いつでもどうぞ!」 「カエサル。物資集積所に照準!」 「ドーラ。敵陣地を捉えました!」 「左舷副砲群。射撃準備完了。いつでもいけます」 この艦の副長、砲術長、各砲塔指揮官、砲雷長が答える。 その返答に満足したのか指示を出す。 「全艦。砲撃を開始せよ。」 その数秒後ものすごい衝撃が体を突き抜ける。だが驚くものはいない。むしろこの場にいる男たちにとっては気持ちいいと感じるものが多いだろう。 数分後、照準をしてた場所が火に包まれた。 その場所にはさっきまでロシア兵がいたが一人残らず地球上から消えた。 「いいぞそのまま撃ちまくれ!クソッタレのイワンを一匹残らず(放送禁止用語)しろ!」 「中隊長…時間ですから撤退しましょう。もうほかの部隊は撤退したそうですよ。」 「ああそうだったな。よしみんな撤退するぞ。地雷とかはしかけたな。行くぞ。」 そういうのは東プロシア出身の砲兵将校上がりのハンスという将校とその部下であった。 彼らは数日後ヴィンダウの港から東プロシアに行くことになる。 893: 新人艦長 :2017/11/07(火) 12 11 45 1944年11月末ドイツ軍はニコラウス作戦を発動した。 この作戦は4年前のダンケルク撤退のようにクールラントの独北方軍集団、合計26個師団20万名と戦車・自走砲400両、火砲1500門、航空機200機、その他装甲車両500両、車両8000台を脱出させる一大作戦である。 このためにドイツ海軍は当時有していた以下の艦艇を投入 <西方任務部隊> 戦艦:ティルピッツ(旗艦) 重巡洋艦:アドミラル・ヒッパー、リュッツオウ 軽巡洋艦:ライプツィヒ、ケルン 駆逐艦:6隻 水雷艇:3隻 <東方任務部隊> 戦艦:シャルンホルスト(旗艦) 重巡洋艦:プリンツ・オイゲン、アドミラル・シェーア 軽巡洋艦:ニュルンベルク、エムデン 駆逐艦:8隻 水雷艇:4隻 <船団護衛部隊> 指揮艦:トーゴ(旗艦) 高射砲艦:ノルトラント、テティス、グナイゼナウ、ニンフェ 駆逐艦:3隻 水雷艇:20隻 特設艦艇 50隻 掃海艇 38隻 その他艦艇 80隻 11月17日より始まった作戦はまずクールラントポケットのソ連軍陣地への艦砲射撃から始まり、ドイツ空軍が各地の飛行場を夜間強襲、さらに砲兵部隊がソ連流とも言える猛烈かつ破壊的な砲撃を行い前線の陣地を壊滅させた。 その日より各地のドイツ軍は撤退を開始、ソ連軍は追撃しようとするが中央部はバグラチオン作戦のような猛烈な砲撃が、沿岸部は艦砲射撃が襲い大混乱に陥った。 その後数日で混乱を立て直すも今度は連携に失敗、戦車部隊が突出しそれを狙っていたドイツ軍に包囲殲滅され。さらに沿岸部では少しでも動けば猛烈な砲撃を食らい動けずそれどころか沿岸部にあった物資集積所を破壊され物資不足により追撃できなかった。 この砲撃はつい2週間ほど前にレイテで起きたセント・バレンタインの虐殺を彷彿とさせ作戦終了までのおよそ2週間の間絶え間ない砲撃によりクールラントのソ連軍約40万の内15万が死傷、およそ半分の兵士がシェルショックなどを発病したという。 894: 新人艦長 :2017/11/07(火) 12 12 15 最終的に北方軍集団20万の内19万が脱出成功、さらに80両の戦車・自走砲、100門の火砲、300両の車両、航空機180機を脱出させた。 だがおよそ1万の兵士とほとんどの重装備を喪失したがその重装備のうち撤退作戦最終段階まで有していた火砲200門、車両500台、装甲車両200台と大量の弾薬、整備部品は現地で組織されたラトビア人レジスタンスに残留を希望するものとSS教導駆逐戦隊”グリュン”で編成されたレジスタンス”森の兄弟”に供与された。 戦後ソ連はラトビアを支配しようとするがこの下手なソ連軍より装備に恵まれた(合計してもせいぜい3万人(1945年時)なのに車両が500台もある)レジスタンスに苦戦レベルでない苦しみを味わい、最終的にラトビア・ソビエト共和国は53年にレジンスタンスと講和するがそれもスターリンが死んでから。公表はそれから数年後、スターリン批判が始まったころだった。ソ連の元のラトビアはこのおかげで立場としてはソビエトの中だが強権的な政策はほとんど行われず非常に西側的な政策も独自で行われたが一切ソ連は介入しなかった。 船舶、艦船の被害は駆逐艦2隻と水雷艇1隻が触雷、大破。輸送船8隻が沈み、19隻が損傷した。これにより海軍兵士300名以上が戦死した。 ソ連側の被害は兵士18万、戦車200両、火砲1200門、物資120万トンを喪失。第1、第2バルト戦線は戦闘力を喪失した。 この作戦で脱出した北方軍集団は一ヶ月以内にケーニヒスベルク周辺に再配置、その後終戦まで中央軍集団とともにケーニヒスベルクを守り、ケーニヒスベルクなど東プロシアの民間人100万人を一人残らず脱出させることに成功した。 895: 新人艦長 :2017/11/07(火) 12 17 38 どうでしょうか? SS教導駆逐戦隊グリュンはドイツ版グリーンベレーです。 日本から来たゲリラ戦の専門家から「ゲリラを組織する特殊部隊とかどうよ?」とか言われたヨーロッパ一危険な人が作った部隊です。 ドイツ軍が残した武器&戦後は西側支援のレジスタンスのせいでラトビアの立ち位置が微妙なことに… 次回はラインの守り4部作の前に設定とおまけかな?(ライン編1章とおまけ2つと設定一つは準備済み)
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#blognavi テストオワタ いや、火曜日まであるけどね( 今回の敗因は間違いなく某運送業者である。 昨日の話。 部屋に戻った俺は、郵便受けを確認した。 オークションで落とした某TCGが2通届いていた。 早速評価する。 そして気づく。 「あれ?通販分が無い・・・?」 某運送業者のサイトの追跡サービスによると日曜日に投函完了となっている。 無論、そんなもの届いていない。 早速電話をかける。 調べて折り返し連絡するとのこと。 風呂入りたかったが待っていた。 1時間経過。 さすがに風呂入る。 2時間経過。 さすがに遅いだろと。 電話してみる。 「もうしばらくお待ちください」 さらに2時間経過。 電話が来る。 担当者と連絡が取れないので明日再度連絡するとのこと。 この時点でやる気なんぞあるはずもなく。 勉強しても理解できないのもあるが( そして先ほどまで連絡来ない。 仕方ないので電話。 担当から連絡が行くのでお待ちください。 もう1日待ったのですけど? 多分、投函間違いだと思うんですけどね。 問題は、その後ですよ。 ここまで待って「見つかりませんでした」で済ませませんよ。 補償無しなんて認めませんよ? 仮に規約やらで書いてあったとしても。 CSさんはこんな風に・・・これからはちゃんとしてください。 追記1 アワードの締め切りを変更しました。 理由は当日用事がががが( ってかその用事があるのをすっかり忘れていた件( 追記2 某運送業者さんから電話がありました。 受付窓口と発送担当(?)の差がすごいですね。 対応するところがロクな対応できていないって・・・。 追記3 間違って投函された人が届けてくれたようです。 朝起きたら入ってました。 めでたしめでたし。 カテゴリ [その他] - trackback- 2008年07月30日 18 12 22 名前 コメント #blognavi
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パンクラチオ パンクラティウスの別名。
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『敗因』 「なんか佐々木さんと一緒にご飯食べるの久しぶりだねー」 向かいに座った岡本さんが嬉しそうに言った。 「そう?」 「そうだよ。最近はいつもキョンと一緒じゃない。一学期の頃はよく一緒に食べてたのに さー。あーあ、やっぱり友情は愛情に勝てないのかな」 ため息混じりに言うが、本気で言っているわけではなさそうだ。苦笑で応える。 今は昼時、誰もが少人数のグループを作り、お弁当なりパンなり思い思いの食事を楽し んでいる。かく言う私も岡本さんを含む女子三人と机を合わせ、自分のお弁当をつまんで いるところだ。 「今日は何で一緒じゃないの?」 誰と、が抜けているが充分文脈から補える。平々凡々としたわりに奇妙なあだ名を持つ、 あの友人のことだろう。 「お弁当を忘れたんだって。購買でパンを買って、ついでにパン派の人たちと外で食べて くるって言ってたかな」 「おー、さすが細かく押さえてるね」 そう言うと三人でキャイキャイと嬉しそうにはしゃいだ。 うーん、参ったな。どうもこういう空気は慣れない。彼女たちとの会話も楽しいんだけ ど、やっぱりキョンと取りとめも無い話をつらつらと話しているほうが性に合っている。 ……それも女としてどうか、とは思うのだけどね。 それから進路の話、昨日のテレビの話、芸能人の話など話題を転々としながら食事は続 いた。余分な解説は必要とせず、余計な解釈もいらない普通の会話だ。たまにはこういう のもいいものだとは思うけど、どこか物足りない気もする。今の話題の中にもツッコミ所 はたくさんあったのだ。これがキョンとの会話だったら、すぐさま指摘して解説して、反 論してくる彼を論破して、よく解ってないのに解った振りをする彼をからかうことができ るのに。 そんなことを考えながら少しぼうっとしてしまったのか、 「あ、佐々木さん、今あいつのこと考えてるでしょ~」 ものの見事に看破されてしまった。これが女の勘という奴だろうか。 「まあ、否定はできない、かな。ちょっとニュアンスに違いがあると思うけど……」 「も~、ぞっこんだなぁ。ささっきーは~」 後半の部分は都合よく無視されてしまった。 あとそのささっきーって何? もしかして私のことかしら。 「毎日宿題見せたりしてるし、お弁当のおかずも分けたげてるし。ささっきーって意外と 尽くすタイプ?」 「そこはほら、惚れたが負けってやつだよ。解るなー、私」 「うそつけ!」 私の疑問をよそに、彼女たちは別の方向に突き進んでいく。 まずい。何か空気が変わってきている。変なあだ名も固定化されてきているし、話題を 変えないと―― 「それで、佐々木さんはあれのどんなとこが好きなの?」 たちまちに三人分の好奇に満ちた視線が注がれる。はあ、遅かったか。 キョンをあれ呼ばわりするのは、まあ置いとくとして、いい加減この手の話にも疲れて きた。皆はどうして飽きないのだろう。 「別にキョンとはそんな関係じゃないよ」 苦笑しながらそう答えた。 いつもどおりの答え。もう何十回と繰り返してきた、私の答え。 好きかと聞かれたらそれは好きだろう。彼は大切な友人だ。自分のまだ短い人生を振り 返っても、彼ほど親しくなれた人はいない。多分これからもできないだろう。 けれど異性として、すなわち恋人として好きかと問われれば、否定しかできない。 何故なら解らないから。 今までにそこまで進んだことが無かったから。 今までに人に恋したことが無かったから。 「彼はただの友達だもの」 私は自分が見たものしか信じない。体感したことしか信じられない。 だから感じたことの無い恋愛感情なんて、そんなもの信じることができない。 あるかないかも解らない恋より、今確かにある友情のほうが大事だ。 未知の領域に踏み込んで壊れるくらいなら、今のままでいい。 悲恋に終わるくらいなら、今のままがいい。 初恋の相手に据えてみるには、彼は大切になりすぎてしまった。 とはいえ、こんな返答では到底納得してもらえないだろう。この手の話題に対する同年 代の女子たちの粘り強さは尋常じゃないものがある。休み時間終了まであと二十分か、今 日の昼休みは潰れたかも。 ところが、彼女たちの反応は予想とはまるで異なり、 「だよねー!ありえないよね、やっぱり!」 「ないない!絶対無いって!あはははは!」 「ささっきーならあんなのよりもっと上狙えるもんねー!」 「え?あの……、へ?」 自分でも解るくらい素っ頓狂な声が出てしまった。多分顔のほうもそれに付随するもの になっているだろう。……なんだろう、これは。話題が流れてくれてありがたいのだが、 釈然としないものが残る。 「大体、キョンってなんか面白みが無いのよねー」 「そうそう、こう普通すぎるっていうかさ」 「個性ないよね。いつもぼけーっとしてるし」 「それに頭悪いしねー。三連続赤点とかありえないっしょ」 「スポーツはどうだっけ?」 「この前のサッカーでずっこけてたよ」 「うわ、それじゃいいとこなしじゃん」 「ちょ、ちょっと待って!」 本人がいなことをいいことに、彼女たちは散々ないいざまだ。そこまで言うことはない だろう。だんだんと腹の底からムカムカとしたものがこみ上げてきた。 「確かに、一見するとキョンは個性に欠けたように見えるけどそんなことはないよ。会話 の最中に入れてくる相槌やツッコミは絶妙だし、聞き上手ということに関しては、この学 校内に彼の右に出る人はいないんじゃないかな。 性格は確かに怠惰なものだけど、そんな手のかかるところが逆にかわいいっていうか、 母性本能をくすぐることもあるし。 それに学校の成績なんて所詮要領のよさじゃない。そんなもので頭の良さは計れないよ。 実際いつもの会話からすると、キョンって物分りもいいし飲み込みも早いし、なんだかん だで記憶力もいいのよ。この間なんて、前もって何も言ってなかったのに私の誕生日覚え ててくれて、プレゼントくれたし。よくわかんないぬいぐるみだったけど。 あと、サッカーで転んでたのは敵の卑怯なチャージが原因であって、キョンに落ち度は ないの。むしろ、怪我の痛みをこらえてプレイを続けるさまは男らしいかったと思うな。 そもそもキョンのいいところって言うのは―――」 よっぽど頭にきていたのだろうか、そこまで一気にまくし立てたところで、ようやく私 は周りの状況に気が付いた。 目の前三人はにやにやした笑いを顔に浮かべており、その他のクラスメイトも何事かと 視線を送っている。 これはもしかして……はめられた? 私、ひっかかっちゃった? 「なるほどねぇ~。そんなところに惚れたってわけかぁ~」 「いや、ちが……そうじゃなくて」 「ささっきーってば普段は完璧優等生なのに、あいつのことになると隙だらけになるんだ よねー。好きだけに隙ができるってわけね」 「だから! 今のはそういうのじゃなくて!」 「で? 続きは? そもそもキョンのいいところってのは?」 「し、知らない! もう知らない!!」 顔を背けてお弁当をかきこむ。精一杯抵抗の意を示すが、彼女たちの追及は止まない。 くう、何でこんなことに。それもこれもみんなキョンが悪いんだ!キョンが普段からし っかりしていたら、私があんなにフォローすることもなかったのに!大体キョンはいつも、 「おい佐々木、そんなに一気に食ったら体に悪いぞ」 「!!」 気がつかないうちにキョンが背後に立っていた。い、いつの間に。 驚愕と動揺から思わず噴出しそうになるのをすんでのところでこらえる。すると今度は 逆に充分に噛み砕いてなかった唐揚げを飲み込んでしまった。 「ぐ、う。かはっ!か」 「ほらみろ。よく噛んで食べないからだ。ほら、これ飲め」 一体誰のせいでこんな苦しい思いをしているのか、とうとうと語って聞かせたいところ だが、喉が詰まってはそれもできない。キョンが差し出したのは紙パック入りのジュース、 到底唐揚げには合いそうにないけれど、四の五の言ってはいられない。ストローに口をつ けると、そのまま一気に飲み下した。 「はあ、はあ。あ、ありがとうキョン。責任の所在はともかくとして、今の善意には感謝 の言葉を述べさせてもらうよ」 「なんだよ、俺のせいだってのか? 普通に声をかけただけじゃねえか。なあ?」 そういってキョンは岡本さんに同意を求めた。ところが彼女はぽかんと口を開けてキョ ンの手元をみている。他の二人も同様に、いやどころかクラスにいるほぼ全員がキョンの 手元に視線を送っていた。 不審に思い、その手元を見るが何も変わったところはない。私がさっき飲んで返した紙 パックのジュースがあるだけだ。 ……待って。紙パック? 紙パックということは当然飲み口にはストローが挿さってい る。私もさっきそこから飲んだのだから。ところでキョンは私が喉を詰まらせてすぐにジ ュースを差し出した。ストローの袋をあけ、伸ばし、パックに挿すにはあまりにも短い時 間だ。すなわちストローはすでにパックに挿さった状態だったということで、それはつま りすでにキョンが口を……いやいやいや! その考えは危険だ。パックにストローが挿さ っているということと、キョンが口をつけているということはイコールではない。たまた まストローを挿した状態で持ち歩いたり、これから飲むところだった可能性もある。充分 ある。むしろ高いくらいだ。 「何を真剣な顔して考え込んでるんだ、お前は?」 キョンはのんきな顔をして返したジュースをチューチュー吸っていた。 ……キミってやつは。 こっちの気持ちも知らないで、キョンは相変わらずとぼけた顔を向けている。あの顔は 本当に何も考えていない。私が苦しがっていたから助けた、それだけのことなんだ、彼に とっては。 まったく。自然と顔が緩むのが解る。 まったく、適わないなキミには。 解りにくいけど個性があって、成績は悪いけど変なところで頭はよくて、時々手がかかって、時々かっこよくて、そしていつだって優しい。 さっき言いかけたキョンのいい所、それはこの優しさだ。拒むことを忘れさせるような、 何の抵抗もなくするりと入ってくる自然な善意。 私は今まで人間は皆利己的な生物だと考えていた。自己犠牲の精神にしても、無償の愛 にしても、それは目に見える利益がないだけで結局は「相手を助けたい」という自分の欲 求に従っているだけなのだと。誰もが自分の欲望のために行動する、つまりは偽善者なの だと思っていた。 けれどキョンは違った。彼の優しさは打算も計算も、欲望すらもなかった。本当に何も 考えず、ただ相手が困っているというだけで当然のように彼は手を差し伸べる。自然体の 善意、それはもはや情景反射のようなものだった。 彼に出会い、彼の優しさに触れ、私は考えを変えた。 私の世界は変わった。彼が変えてくれた。 「はぁ、別になんでもないよ。大したことじゃない」 「そうか? なんか悩みがあるのなら相談にのるぞ?」 そう言いながらも、まだジュースを飲んでいる。悩みの種はそれだというのに。やれや れ、これは岡本さんたちにまた色々言われそうだな。 ため息混じりに苦笑して、私はその一番大切な友人を見た。 私の世界を変えたキョン。私の大好きなキョン。 願わくは、その鈍感さをもう少し何とかして欲しいと思う。 fin